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  • 執筆者の写真Tetsuya Ushu

高性能な長屋 上棟

更新日:2019年10月22日

台風19号の影響が残る中、無事、上棟を迎える事が出来ました。


柱にはすべて国産無垢のスギ、土台にもすべて国産無垢のヒノキを使用しています。

建物の条件の関係で、すべての材料を国産材の無垢材にする事は叶いませんでしたが、可能な範囲で選定しています。

例えば、床下地材ですが、剛床構造となると構造用合板24mmを使用する事が一般的にです。この部分について、国産無垢のスギ材を剥ぎ合わせたムクボード(中国木材株式会社)という板があり、こちらを使用しています。

もちろん構造的に正式な認定を得ている製品で、構造計算に組み入れてもらいました。

無垢材の利点について、合板との大きな違いは、雨や湿気に触れた後の反応です。合板は、木材を桂剥きのように薄くスライスし、繊維方向を互い違いに何層にも接着剤で張り合わせて製造されます。そのため、多量の湿気や水に触れる事で、表面の木材が膨れて接着面がはがれてしまいます。その後は、元に戻ることが出来ません。

その点、無垢材は湿気や水分を含むことで膨張したり乾燥することで収縮しますが、接着していないのではがれるということがありません。

屋根の張替えや、1階の床を張替えをさせて頂いたときに経験した事ですが、合板はふけてしまって足をのせると踏み抜いてしまうような事がありますが、無垢の板はとても古い建物でも、薄いの厚みでも割り合いしっかりとしていて踏み抜く心配はなかったりします。そんな経験からも、出来る限り無垢材を使用させて頂きたいと思っています。


これから一工程一工程を大切に進めさせて頂きたいと思います。





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